アンテナを張るということの続きです。

 10代の頃に、自分の素直な想いを出せないというのは、仕方ないんだけど、でも仮に、好きな人に素直に好きだよ、って言えたり、俺ははあの子が好きなんだ、私は彼が好きで溜まらないの、って他人に吐き出せる人がいたとしたら、どうでしょうか?

 想いを素直にアウトプットすると、必ずと言っていいほど、波及情報が耳に入ってくるものです。例えば、


「あの子は最近、振られたらしいよ」

「あの子には好きな人がいるから無理かもよ」

「あの子の好きなタイプは優しい人で、外見はあまり重視しないみたいよ」


 とかっていう、好きな子に関する情報が、よそからたくさん入ってくることもあるでしょうし、また、


「あの子が好きなら、この子だって同じような性格だよ」

「あの子には親友がいて、その子と仲良くなるとつないでくれるはずだよ」


 とかっていう、同じような他の女の子の情報や、その子に関するその他の情報も入ってくるかもしれません。

 これは言ってみれば当然の話で、自分の好みを他人にアウトプットすることになるんだから、それに対して呼応するインプットがあるのは必然。これって、作用反作用の法則ですよね。何も仕掛けなければ見返りも期待できません。お金だって、家に置いとくだけでは価値はないけど、投資したり消費したりすることで、自分に付加価値をつけるものになる。

 つまりは、これがアンテナを張るということの本質なんです。アンテナは、常に自分の素直な想いを外部にアウトプットすることで、頭の上に広く大きく張ることができます。広く張ったアンテナには、いろんな情報が貼りつくし、いろんな人が寄ってきて出会いが増え、刺激が増える。

 自分自身の中で、実は人に甘えたいしすがりたいし、デレデレしたいのに、それを出すことが怖い、というオブラートが、心の表皮に一枚張り付いているのだとしたら、そのオブラートは、剥がしていったほうが、楽しく生きることができます。いきなりはがすと風邪を引いてしまうので、焦らず徐々に剥がしていって、アンテナを大きく張りましょう!