投稿者: ando
ここまで、「やりたいこと」の探し方をテーマにあれこれ書いてきました。

ここで「本シリーズ2」 を思い出してください。その中で、

 『社会に出るということは、ピースを探す旅に出ることである』

 ということを書きました。このピースがまさに、「自分にもできること」なんですよね。・・・ここまで説明するのに、時間かかりすぎだけど(笑)。

 学生時代にはピースが不足しているんだから、やりたいことが見えないのは当たり前。やりたいことは、これから絵に描いていくんですよね。そしてその絵は、どんな仕事であっても、今までに書いてきたような手順で修行時代を頑張れば、必ず、そして誰にでも描くことができます。

 その絵は、学生時代に思い描いていた絵とは全く異なるものかもしれません。でもそれはそれで構わない。ピースを一つ一つ集めて、パズルにはめ込んでいくうちに、出来上がってきた絵なんだから、キチンとした手順と過程を踏んでいます。だから、学生時代と違っても、こちらの「やりたいこと」の方が、シッカリと取り組めるんです。

 社会に出るということは、一般的にはサラリーマンになるということです。サラリーマンになって最初にぶつかる壁は、自分の思ったとおりに動けないというジレンマですね。今までは自分のライフスタイルを貫くことができたけど、これからは、常に上司や先輩の指示通りに動かないといけないし、自己主張をしたところで、実績と成果を積み上げる以前では、誰も取り合ってはくれません。

 ただ、勘違いしてほしくないんだけど、自分の信念を持たないサラリーマンになって、その他大勢の中で埋もれて生きろって言ってるんじゃないですよ。そんなことはイヤでしょ?僕だってイヤです。

 そうじゃなくて、まずは周りと同じ土俵に上がり、そこで周りが納得する答えを出して信頼を得、そこから自分のやりたいことにつなげるっていうのが、正しい大人の進み方だし、大人の夢の追い方であると思うんですよね。

 面接の段階で、「自分のやりたいこと」を具体的に言葉にしようと思っても、絶対にできないと思います。それが普通の若者の姿。だからまずは「自分のできること」は、どのくらいの仕事に適用できるか?ということと、それが自分の本音ベースでぶっちゃけベースの「働く動機」 にどのくらいマッチするか?という斬り口で絞っていけばいいと思います。

 例えば、なんですけど、飲食店の社員として現場の仕事は、恐らく「自分でもできること」の範疇に入るんだけど、でも「働く動機」で、自分は彼女と遊びたいから週末祝日はお休みしたいという事項があれば、飲食業界は受けない、ということになりますよね。絞り方はこういう感じで構わないんです。

 そうやって絞ったとしても、「自分のやりたいこと」に該当する業界は、自分で思う以上にたくさんあるはず。それを見ようとしていないから、視界に入ってこないだけで、実はかなり見過ごしてる業界や会社は結構あるんですよ。そしてそこには、大手と呼ばれる会社もたくさんあったりします。

 「自分のやりたいこと」は、学生時代と社会人以降の生活では、確実に変化するものです。変化というか、ピースが埋まって、学生時代に見えなかった絵が登場したって感じですね。それくらい学生時代の価値観は狭いんだから、今は興味がイマイチ持てなくても、「自分にもできること」と「働く動機」にマッチすると思われる業界や会社は、ドンドン受けてみましょう。

 それが、充実した人生を送るポイントだと、僕は思いますよ。

投稿者: ando
修行時代に、目先の仕事に全力で取り組み、時には雑用と思われるような仕事も厭わずこなし、約束と期日をシッカリ守って、実績を積むように心掛けると、周囲の人の信頼を得ることができます。

 それと並行して法律法令、会社の規程、業界の規制などを業務をこなす中で習得する。そうすると、今までは自分の業務が点にしか見えなかったのに、連携部署などとどう絡んでいて、最終的な目的はどういうものなのか?という広い視野で仕事を捉えることができるようになり、一本の線でつながって、大局的な見方ができるようになります。

 自分の仕事が点ではなく、線で捉えることができるようになると、仕事内容に疑問が持てるようになってきます。疑問とは、

  「今のやり方でいいんだろうか?」
  「他にもっと効率的な進め方があるんじゃないかな?」
  「そもそもこれって、必要なのかな?」

 っていうような疑問です。目先の業務にキッチリ取り組んでいるからこそ、見えてくる疑問。ここまでいくと確実に、次のステージに達していますね。

 こういった疑問を解決し、業務の改善まで持っていけるかどうか?は、周囲の人の支持が不可欠です。周囲の支持を得るには、普段の仕事でキッチリ実績を上げており、法律法令、規程ルールを理解して、実務に精通していることが鍵になります。つまりは自分に対する信頼ですね。疑問を持つことは誰にでも出来るんだけど、その疑問を、検討するに値するかどうか?そして改善提案し、実行できるかどうか?というレベルの実践は、誰にでもできるものではないんです。

 まさに言うは易し、行うは難し、ですね。

 この、仕事に疑問を持つというところまでは、「自分にもできること」の範疇です。そしてここまでのレベルに到達すれば、仕事を通じての「自分のやりたいこと」っていうのが見えて来るんです。

 ここまでの説明は、非常に長く、また理屈っぽくなってしまったので、スンナリ理解できなかったかもしれないけど、「自分のやりたいこと」を見つけるためには、まずは「自分にもできること」に、前向きに取り組んでいく必要があるんです。

 「できること」が「やりたいこと」につながるんだから、突拍子もない夢ではないわけです。これこそが大人の夢の追い方ということですね。

つづく。
投稿者: ando
資格の他に必要な知識として、

 『法律法令・会社の規程、業界の規制などの理解』

というものがあります。なんか見るからに難しそうな単語が並んでますね。

 文字で書くと難しそうに見えますが、要はその仕事をする上でのルールやモラルを理解するということ。学生時代にはあまり意識することはないのですが、社会人になると、法律や法令を知っているのと知らないのとでは、仕事の理解度に差が生じます。特に20代後半から30代になって以降、この差がグングン開いてくる。

 法律法令のほかにも、その会社には独自の規則や決まりがあります。学校で言えば校則みたいなもんですね。そして業界独自の協定など、実は仕事を行う上で、守らなければいけない事項が、社会にはたくさんあるんです。

 これを法令遵守などと言ったりしますが、昨今、何らかの不祥事を起こして、社会に糾弾される企業は後を絶ちませんが、これなんかは、こういったルールやモラルから逸脱しているからこその結果です。

 皆さんだって、飲酒運転をしたり、万引きをしたりすれば、刑罰を食らいますよね。それを全く一緒。

 とかく自由競争という言葉だけ先走ることが多いですが、社会における自由というのは、法律や規則、ルールやモラルを守った上でのもの。自分勝手に出来るという意味では決してなく、当たり前ですが、そこには責任も伴います。

 入社間もない時期に仕事をするときは、あまりこういった法律や規則を意識することはないと思います。先輩や上司に言われた、目先の仕事をこなすことで精一杯だからね。その仕事のやり方が合ってるとか間違ってるとか、そういう判断が出来ないのが修行時代です。

 でもどんな仕事であっても、必ず法律や規則はついてまわります。最初は良いとしても、仕事の中に自分の判断が入れることができるようになってくると、法律や規則を理解していなければ、社会は自分勝手な行動であるとみなして、評価してはくれないんです。

 そしてもっとも重要なのは、法律や規則を理解しないと、いつまで経っても「自分のやりたいこと」に到達できないということなんですよね。ただ、上からの指示を待って、「自分でもできること」を行ってばかりの、その会社でしか通用しない人間に納まってしまいます。

 そうなると、世間を見渡すことが出来ずに、自分の本当のスキルにつながってきません。

 まあこの辺は、働いたことがない学生にはなかなか理解できない内容だとは思うんだけど、とりあえず、仕事をするからには、それにまつわる法律やルールを学ぶことが重要なんだ!ということを覚えておいてください。

 仮に社会人になって以降に、転職することになった際に、自分の仕事の実績は当然のこと、その仕事を行う上で、どういうことを学んで幅を広げたのか?今の会社ではなぜそれ以上に幅が広がらないと感じたのか?・・・なんてことが判っていないと、転職も単なる現実逃避になってしまいますからね。自分を売り込むとはそういうことを言います。

 ・・・なんて、転職の話はまだ早いかな(笑)?

つづきます。
投稿者: ando
ひきつづき、

『その業務に必要な資格、講義受講による自己啓発』
『法律法令・会社の規程、業界の規制などの理解』

について。

 どんな仕事にしても、その仕事を深めていく過程で、必ず資格や専門知識は必要になってきます。例えば金融業界なんかは顕著ですけどね。その業界特有の資格から、ファイナンシャルプランナーのような応用の効く資格まで幅広い。こういった資格や知識は、日常の通常業務を普通にこなしながら、個人的に勉強して習得しなければいけない。これは意外と大変なステップです。

 ずっと以前、「資格はどこまで有効か?」 という記事を書いたことがあります。この中で、学生時代に取得する資格のほとんどは、社会人になってから直接的に使えないものばかりである、ということを書きました。

 さらに記事の最後、結論部分に、

【資格は、使うから意味があるんです。取ること自体を否定しているんではなくて、どうせ取るんだったら、その先のことをしっかり考えて取って欲しいと思います】

 ということを書きました。これなんかは、まさに「自分のやりたいこと」を見つけるステップの中で取得してほしいなという想いが込められていたわけです。

 学生時代には、将来自分がどんな仕事をするのか?なんて絶対に判らないものです。会社の表側は見えても、内側は見えないからね。ですので、修行時代を過ごしながら必要に応じて取得する資格や、貴重な時間を割いて参加する講義・セミナーの方がよっぽどタメになります。

 そして何よりもこの過程で習得した資格や専門知識は、仕事を行う上での自分という人間の信用につながります。いわゆる箔(ハク)がつくってやつね。箔がつけば、どんな会社でも通用する自分の武器になります。転職しても自分の売りになるということです。

 仕事を行う上で本当に必要な資格を持っている人は、自ずと仕事のやり方に自信が感じられるようになります。周りから見ると、オーラがある人に映る。そうなると、資格は何倍にも活きてきます。仕事をよく任せてもらえるようになります。すると視野が広がって今まで見えなかった世界が見えるようになってきます。視野が広がれば、「自分のやりたいこと」を探しやすくなるからね。

 スキルアップの基本的な考え方というのは、こういうポリシーで経験を積んでいくことだと僕は認識しています。この域まで達するには、修行時代を堪えるのは不可欠なんです。修行時代にやってることは、本当に前向きになれないかもしれないし、何に役立つんだ?って疑問に思うかもしれない。

 でも無駄なことは何一つない、っていうのは、今まで書いてきた通りです。ここで安易に辞めてしまうと、スキルアップする前段階ということになるので、次に活きません。修行時代は、隣の芝が青く見える時期だし、あっちの水は甘く見える時期。でも意外と自分がいる場所の方が青々としてたり甘かったりすることってよくあるんですよ(笑)。その時は麻痺しているから気付けないけど、辞めた後あたらめて振り返ってみると、意外とそうでもなかった・・・っていう後悔をすることもよくある話です。

つづく。
投稿者: ando
 修行時代には、雑用も含めて自分の担当業務に全力で取り組み、周囲の人の信頼を買うことが重要で、周囲の信頼を買うには、仕事の進め方や段取り、周りとの調整の仕方を習得する必要がある・・・と書きました。そこは第一段階。

 仕事の段取りや、周りとの調整の仕方を自分なりに理解するというのは、実は学生時代でもある程度学習できる事項で、例えばゼミやサークル、アルバイトでも何でもいいんだけど、何人かの組織やコミュニティで、物事を作り上げたり、一つの目的に向かって進む過程で、いろいろ議論があったり、人間関係がギクシャクしたりする一方で、自分に与えられた任務や担当業務を、周りとの調整の中で進めていく、なんて経験はあるでしょ?

 会社に入ると、段取りや調整も学生時代よりそのレベルは上がりますが、やり方や本質は一緒です。ですので、ゼミやサークル、アルバイトなどの学生時代の経験は十分活きてくるし、自己PRにもなり得る訳です。

 さて、そうやって下っ端時代に、自分の担当業務や目先の業務にがむしゃらに取り組んでいくと、段々と仕事の本質が見えてきます。

 右も左も判らず、ただ目先のやるべきことに全力投球していた頃と異なり、自分の担当業務を取り巻く仕事全体の姿と、その中での自分の本当の役割が見えてくる。そうなると今度は、いい意味で気持ち的に守りに入ってくる時期に突入します。これを難しい言葉では、リスクマネージメントと言うこともできます。

 仕事全体のスキームが見えてくると、一つの仕事で他の担当者がやっている業務も見えてくる。そうすると頭の中で点だった仕事が1本の線になってつながります。今まではただ、営業から回ってきた情報を元に、フォーマットどおりに書類を作成して、経理部に出せば自分の仕事は終わったと思っていたけど、経理部ではあんなことやってるんだなあ。なるほど・・・みたいなね。

 そうなると次に、他部署がやっていることも理解したいと思うようになります。そうやって他部署がやっていることが判ってくると、目的意識や使命感も増してくる。そして、他部署の担当者がスムーズに仕事ができるようにするためには、自分としてはどういう風に業務を仕上げてバトンタッチすればいいのか?とかって、考え方に幅が出来ます。このステップまで達すると、「自分でもできること」の幅がグンと広がりますね。

 しかしいくら仕事が線でつながっても、この段階では自分で全部を仕切ることは出来ません。この段階で習得や理解が必要になってくるのは、

  『その業務に必要な資格、講義受講による自己啓発』
  『法律法令・会社の規程、業界の規制などの理解』

 ですね。これらを習得しよう!習得したい!と思えるようになれば、かなり「自分のやりたいこと」発見に近づいていますよ。

 つづく。
投稿者: ando
『全力で自分の担当業務を極める』

 ということに関連するんだけど、新入社員から入社数年の修行時代には、いわゆる「雑用」と思われる仕事も当然のように降ってきます。雑巾がけ、清掃、荷物運び、片付け、コピー取り、FAXや郵便物の仕訳などなど。自分の会社の中でエアポケットになっている仕事、担当業務以外の仕事は雑用とみなされ、それは下っ端がするものだ、という実態になっていることが多いのがこの世の常です。

 でも、こういった雑用と思われることだって、自らすすんで全力でやること。もっとも会社の行動に雑用なんてないけどね。どんな仕事であれ、それが雑用に感じられても、必ずその経験は将来に活きます。これは断言します。逆に、修行時代だからこそ、こういった雑用を経験しておかないと、将来地位が上がったときに、下っ端の気持ちが汲み取れず、周りの信頼を勝ち取れません。「自分がやりたいことをする」には、自分の周りに味方をいかに増やすか?に係っています。政治的な言い方になりますが、これも現実なんです。

 「雑用」も自分の担当業務だと思って取り組む姿勢が、周囲の評価につながります。

 修行時代に割り振られる担当業務というのは、言ってみれば歯車の一つに過ぎないもの。仕事の難易度・レベルのどれをとっても、高いものじゃありません。責任も上司にあるケースが多いしね。だからこそ、「自分にもできる」っていう仕事なんだけど。

 ところで、『自分の担当業務を極める』ために、修行時代に習得しておかないといけない重要な事項があります。それは、

『仕事を進めていく上での進め方や段取り、周りとの調整の仕方、誰に話を持っていけばスムーズに事が運ぶか?などの処世術を習得する』

 ということです。実はこの習得が最も大事な事項です。

 修行時代に割り振られる担当業務は、難易度やレベルが高くない仕事だと不本意に感じるかもしれません。自分のやりたいことはこんなことじゃないのに・・・って挫けそうになるかもしれません。でも修行時代は「自分でもできること」を全力で行う時期です。むしろ難易度やレベルが高くない仕事を担当している時期だからこそ、処世術を学べるわけです。仕事の進め方や段取り、周りとの調整の仕方は、仕事の難易度やレベルが上がっても絶対に必要。

 そうやって、雑用も含めて不本意な仕事をきっちりコツコツとこなして周囲の信頼を得ることが、仕組みつくりの企画提案ができるスタートライン。そしてそれが「自分のやりたいこと」に出会えて、実践できる第一歩ですね。
投稿者: ando
 仕組みつくりができるようになるためには、修行を積むことが不可欠。それでは、具体的にどういう意識で修行時代を過ごせばいいのでしょうか?

 この、修行時代を具体的にどういう意識で過ごせばいいのか?までイメージできていると、「自分にもできること」が、見えやすくなるのではないかな?とちょっと期待していますが。

 ここから先の見解は、面接でも十分に活用できる内容だと、個人的には確信しているので、しばらく僕の持論にお付き合いくださいね。

 ・・・そして実はこれって、新社会人の皆さんや、入社2~3年目の皆さんにも頭に入れておいてほしい事項でもあります。今まさに、修行時代を過ごしているからこそ、自分の立ち居地をもう一度見つめてみましょう。 

 という前置きを踏まえて・・・

 仕組みをつくるために提案したり企画したりするということは、自分の意思がその中に反映されるということです。そしてつくった仕組みが根付くためには、周りの人たちに認めてもらい、納得してもらわないといけません。

 仕組み自体を作るのは簡単なんです。本やインターネットで得た受け売りの知識だけでも仕組みを作ることは可能。ということは理屈の上では、新入社員にも仕組みつくりは可能です。

 でもそれが認められて納得してもらえるかは別問題。これが社会の難しいところですね。例え同じ仕組みであっても、入社して間もない人が提案するのと、社歴10年目の人が提案するのでは、根付き方に差が出ます。

 この差は、新入社員のクセに生意気な・・・とかっていう、低い次元の想いが理由ではありませんので、そこを誤解しないように。もっと構造的な問題です。

 仕組みというのは、自分で動かすのではなく、人を巻き込んで動かすもの。だから周りの人の納得が必要。周りに納得してもらうには、仕組みをつくる前のやり方、売り方を実際にやったことがあるのかどうか?という点が大事なんです。

 自分でも今のやり方でやってきて、それでここまできたけれど、こういう仕組みに変えたほうが効率的じゃないか?・・・っていうロジックで提案しないといけないということ。だから既存のやり方を経験していない新入社員では、説得力がないということになるんです。

 周りの人の納得を獲得するには、まずは自分の仕事ぶりを信頼してもらわないといけません。ということで、まずは自分が担当している業務をキッチリこなして成果をあげていくということが大事です。

 単調業務であっても、流れ作業であっても、庶務雑務であっても、それがどんなにつまらない仕事に感じても、まずは自分に割り当てられた仕事であるなら、文句を言わずこなし、周りの人に、「●●の仕事は、あいつが担当だ」って思わせないといけないんです。

 自分がやりたいこととは程遠いかもしれないし、スマートな仕事ではないと感じるかもしれない。でも今はまず、「自分でもできること」に集中する必要があるからね。

 修行時代の初期は、まず何はともあれ、

  『全力で自分の担当業務を極める』

 ということを意識しましょう。これは毎日の積み重ねです。

つづく。
投稿者: ando
さてシリーズ終盤戦。

 「自分のやりたいこと」は、学生時代もしくは、20代中盤くらいまでも若い時期には、イマイチ見えません。だってまだ社会に出てシッカリと働いたことがないんだから。

 20代前半の仕事の探し方というのは、目先の興味とか、憧れがキッカケになることが多いもの。それでだんだんと社会経験を積んで、色々なものがみえてきて、ようやくやりたいことが見えてくる・・・というのが、一般的な社会人ですね。

 ですので、興味や憧れでもいいから、業界を絞ったら、まずは「自分でもできること」という基準で考えていきましょう。もちろん最初は何も出来ないし、未知数です。でも営業にしても事務にしても、やればできることは何となく判ってくるはず。そこでこれから自分を染めていくという作業に入っていくんだからね。

 「自分でもできること」をキッチリこなしていって、将来的に「自分のやりたいこと」につなげていく・・・これが正しいキャリアアップですね。こうやって仕事のデキる大人になっていく訳です。自分のやりたいことが出来るようになったら、その時点でかなり仕事のデキる大人へ仲間入りを果たしています。

 ところで、仕事のデキる大人って書きましたが、仕事がデキるというのはどういうことをいうのでしょうか?

 仕事がデキる人になれるかどうか?は、それは営業でも事務でも何でもいいんだけど、何らかの仕組みつくりを構築できるか?にかかっているんですよね。

 例えば新しいビジネスを開始するのも、売れる仕組みつくりだし、法人のお客様に商品やサービスを提案するのも、お客様の会社の仕組みつくり。自分とこの会社における事務効率を改善していくのも仕組みつくり。

 何でもそうなんですが、自分でルールややり方を考えて、自分モデルを会社の文化の中に根付かせていくことが仕組みつくりです。

 30代以降、どういう人が頭角を表していくかというと、今やっている業務に安住せず、常に改善意識を持って、業務の効率化を図っていくことができるタイプの人です。決められた業務を淡々とこなしていくタイプは、どちらかというと、リストラになりやすいタイプですね。特に民間企業の場合。

 会社での修行時代というのは、こういった仕組みつくりが出来るようになるために踏ん張って頑張るんです。仕組みつくりは提案力であり企画力。これを身に着けるために、御社を選びました!って結論になるように、面接ではアピールしてもいいかもしれません。

 仕組みつくりが出来る人というのは、いわゆる会社人間ではなく、市場価値のある人にもなり得ます。転職して成功する人は、仕組みつくりが出来る人のことなんです。会社の中で部長だとか課長だとか肩書きを持っていても、自分で仕組みを考えることが出来なければ、あまり価値はないんですよね。

 新卒の子が「自分のやりたいこと」を考える時って、仕組みつくりが出来てバリバリ活躍している姿をイメージしています。仕組みつくりのための提案や企画をするには、修行を積まないといけない。この修行が視えてないから、やりたいことが判らないんですけどね。だからこそ、まずはできることをキッチリこなしていく方向で考えるほうが、理に適っているという訳です。

 つづく。
投稿者: ando
 安定志向という価値観は、決して守りに入った考えじゃなく、仕事に集中し少しでも早く戦力になりたい!という前向きな仕事感の現れである、という説明をしてきました。

 じゃあ安定志向ではない、大企業や有名企業以外の会社は、不安要因だらけで、長く勤めるにはリスクがあるのか?って不安に思うかもしれません。でもそれは違います。どんな会社であれ、会社として存在する以上、内部管理を少しでも充実させようと考えているものです。ただ大企業や有名企業に比べて、成熟していないということだけ。

 だから、自分の持つ「働く動機」如何によっては、逆に小さい会社に入り、そういう内部体制の未成熟にも耐えて、幅広い業務をこなすことで、少しでも早く一人前になりたい、そして自分から仕組みを構築していきたい!ってバイタリティがあるなら、大企業や有名企業にこだわる理由もありませんよね。

 業界自体に抱く自分の興味をメインに就活し、その世界で自分なりの仕組みを構築することで、社会的信用性と自分の価値を上げ、会社や社会に貢献できる人物になりたいんです!って思えば、規模に関係なくどんどん受けてほしいと思います。

 こうやって、広い視野で考えていけば、

 ①自分の「働く動機」に合わないから。
 ②「自分にもできること」から「自分のやりたいこと」に到達するまで続かないと感じるから。

 という手当たり次第エントリーできない理由もクリアできますよね?だって①の働く動機にマッチして、②の自分のやりたいことに到達するまで頑張れる!って思うわけだからね。

 学生や若い人の就活というのは、慎重にやった方がいい反面、どんな会社に飛び込んでも修行時代を迎えなければいけないのは避けられないんだから、いい意味で深く考えずとにかく行動してみることが大事だと僕は思います。

 行動しないで頭で考えてても、限界があるからね。

つづく。

投稿者: ando
 前回書いたように、世の中には学生や若い人が思う以上に、会社って存在します。しかし、どこでも良いのか?というと、それも違うんですよね。

 目に留まらない99.9%の会社は確かに存在するんだけど、そういった会社には、内部体制がシッカリしてない会社が、意外とたくさんあります。内部体制がシッカリしていない会社とはどういうことか?教育体制が整ってなく、先輩や上司の個人的な感性や気分で指示が飛んでくるとか、適性な人事評価がなされずにこき使われるとか、好き嫌いで仕事振られるとか。

 社会経験をある程度積んだ中途の人であれば、内部体制が整ってない会社でも、自分の実力で価値を高めることは出来なくもないですが、新卒や若手のような修行時代を生き抜かないといけない人にとって、そういうところでは、安心して修行できないですよね?

 修行時代はどんなに仕事がツラかろうが、先輩や上司に厳しく指導を受けようが、乗り越えないといけません。乗り越えるためには、ある程度長く勤めないといけない。そして仕事の悩みだけで頭を抱えるべき。

 だから、内部体制が整って、若手社員や女性社員がたくさん働き、生活していくためのフォローがキチンと行き届いているような大企業に行きたいんです!っていう風に言えますよね?

 「潰れそうにない会社」や「女性がたくさん働いている会社」、「福利厚生がシッカリしている会社」なんていう動機は、決して寄らば大樹の陰的な安定志向ではなく、目先の仕事にガムシャラに取り組んで、多いに悩みながらも一日も早く戦力として期待に応えたいからなんです!って考えれば、そこには若者らしいアツい前向きなエネルギーが感じられるようになります。

 まあほとんど全ての学生の想いって、こういうことなんだけどね。前向きなエネルギーの方をうまく言葉にできないから、安定志向だけが頭を占めるわけです。だから、大手志向は決して間違いじゃないんですよ。

 現実の話をすると、若者が入社した会社を早期に辞めてしまう理由って、もちろん些細なことにすぐに落ち込んで立ち直れなくなるという若者側の理由もあるんですが、会社の内部体制の問題に巻き込まれ、毎日の生活が脅かされるという会社側の理由も多々あります。一概に、辞めていく若者だけが悪いわけでは決してないというか。僕はそういう会社をたくさんみてきました。

 自分の価値を上げて自分という存在を認めさせてやる!って気持ちを持ち、入社後しばらくは、会社の先行投資になるけれど、早い時期に必ず戦力となって、回収させてやる!・・・それには、内部管理がシッカリしていないと不安要因が増えて、長く勤まらないリスクがあるんですね。

 ですので、まずは大手優先で受けまくっていいと思うんです。例えばメーカーとか金融業界とか。そして、会社をたくさん見て回り、その後は、少し視野を広げて中堅どころの会社にも目を向けていけば、総じて前向きな就活ができるはずです。中堅どころの会社の見方は 「こちら」  。

 つづきます。